静岡県御前崎の有機農業の様子を視察しました。
有機農法を使い野菜の栽培や酪農を営む
とても興味深い現場です。
「遠州夢咲牛」は、全国で数々の賞を受賞した
自慢の牛。
その牛舎は、遮熱シートで覆われています。
有機農法で使用する微生物で発酵させた堆肥が
スタンバイしています。
近づくと、
発酵による熱で湯気が出ていました。
不思議なことに、臭いニオイはしません。
社長の鈴木さんが、ニオイの違いを説明してくださいました。
「発酵だから悪臭がないんです。」
「夏場でもハエが来ない」のだそう。
堆肥が白く覆われていました。
「微生物の増殖でこうなっています」と
状態を説明してもらいました。
このなかに、
近くの港から来る魚の残渣を入れても
悪臭を放たず分解するそうです。
ここは、魚の残渣を分解している堆肥場です。
私たちを案内しながら
鈴木社長はパワー全開。
ガンちゃんもパワーには自信があるほうですが
有機農法にかける鈴木社長の
パワーと迫力にはたじたじです。
とても、65歳とは思えません。
風力発電の風車が回る直ぐそばには
鈴木さんの温室があります。
温室の中をのぞくと
そこはトマト畑でした。
「あれ?実がまばらですね
「はは、今朝収穫したばかりです」
う〜ん、チョット残念。
噴霧する水は、
微生物の増殖を助ける工夫が施されているそうです。
何か所にも設けられています。
「健康な野菜を食べると健康になれる」
「不健康な野菜を食べるから
みんな病気になる」と力説する鈴木社長。
有機産業さんの社屋に戻る途中
「近くの港から魚の残渣が届いた」との連絡があり
先ほどの堆肥場へいきました。
バケット1杯の魚の残渣です。
ほとんどが脂身の状態です。
これを先ほどの発酵した
堆肥床に混ぜて
更に良質の堆肥へと変えます。
社屋へ戻り、「遠州夢咲牛」の牛舎を見学。
ここもやはり、悪臭が全くありません。
牛達が人懐っこくそばに寄ってきます。
あまりの可愛さに
欲しくなってしまうガンチャンです。
見てください。
綺麗な牛舎です。
ハエがいません。
悪臭もしません。
ここで育てられた牛は、
ストレスを与えないように育てられているとのこと。
だから人懐っこいのだそうです。
ストレスがないから肉質もよい・・・なるほど!
でも秘密は、それだけではありません。
取れたての人参100%をジュースを
いただきました。
実はガンちゃん「人参が苦手!」
とは、言えず
恐る恐る口に入れると・・・思わず
・・・「何コレ?」
人参とは別物・・・甘いフルーツジュースのような味です。
有機産業自慢の一杯、
幻の人参ジュースです。
思わず、人参をお土産にもらって帰ったガンちゃんでした。
見るもの見るもの全てが新鮮で
驚きに満ちた視察。
有機農法の凄さに感激する1日でした。
ご案内くださった鈴木社長、ありがとうございました。