はじめに、岩倉代表理事よりごあいさつ。
2011年1月に一般社団法人 全国住環境改善事業協会が発足し、このビジネス研究会の第1回目を2011年3月に開催しました。その直後に東日本大震災があり、省エネモードが日本中に一気に広まり今年は、住宅業界がその波及を一つに集約して「スマートハウス」時代へ突入しました。
今日のビジネス勉強会では、以下の2点をみなさまにお知らせします。
その1は、岩倉より、スマートハウスとは何か、そしてスマートハウスとは、中小企業が取組める事業であること。
その2は、エコシフト技術工事協同組合の代表理事である関口渉様より、太陽光発電とそのシステムの日本の現状、そして、工務店さんにとっては、太陽光発電は、新築の時に絶対につけるものであること。
まず、岩倉代表理事より、「工務店が取り組むべきスマートハウスとは?」。
スマートハウスは、太陽光発電と蓄電器、それにコントローラであるHemus から構成されます。この3つが揃えば、スマートハウスになります。
しかし「スマートハウス」には、決まった定義がありません。賢い住宅という意味で蓄電器が無くても太陽光発電がなくても当社は「スマートハウス」ですと自信を持ってお客様に言うことです。「呼吸する家」は、家 自体が夏モード、冬モードに切り替わる賢い家「スマートハウス」です。
全国住環境改善事業協会では、30万円/Kwという低価格でソーラー発電システムを提供できます。
「呼吸する家」に太陽光発電をセットにすると、12ヶ月間の実績データでは、購入した電気代 - 売った電気代 = 72,018円(年間)です。つまり「光熱費ゼロ」を達成しています。
「呼吸する家」は、その高い省エネ性能により、国土交通省の「ハウス・オブ・ザ・イン・エレクトリック」を3年連続で受賞することができました。
次に、関口代表理事様の講演です。
エコシフト技術工事協力組合の参加企業は、国内・海外の太陽光関連企業 211社が参加しております。そのうちで110社が、太陽光施工業者です。海外メーカも組合に参加しております。
3.11の東日本大震災により、日本の太陽光の状況は大きく変わりました。世界中でこれから大きく伸びる国として、海外メーカが日本に売り込んできました。その結果、日本は太陽光の激戦市場になります。
日本国内の太陽光のメーカは、メーカID(施工ID)を出しており、これまでに7万人が取得しております。このメーカIDは2日から3日の研修で取得できます。全員合格です。
2000年に太陽光を販売した中から 1050件をサンプル調査したところ、不具合が 112件、実に 10%です。IDを取得してもまともに施工できる職人は、全国で1000人足らずです。
太陽光発電に対して、神奈川県が具体的な取り組みを始めました。これは今後,日本中に広がります。
かながわソーラーバンクシステムでは、神奈川県が太陽光発電、一括発注事業を始めました。
- 信頼できるモジュールメーカー
- 販社さん
- 施工業者
この3社をジョイントで申請して下さい。そうしたら県が審査をして、各3社のチームに順序付けをします。
この狙いは、「訪問販売業者」を締め出すことです。
工務店さんにとっては、新築の時に太陽光発電は絶対に付けるべきです。もし付けなかったなら、あとでお客様から怒られます。そのぐらい太陽光発電は、お客様にとってメリットがあります。
工務店さんは、太陽光発電に対して、ではどうするか。
- 太陽光発電を本気でやる。まずこれを決めることです。
- 太陽光発電はメンテナンスが必要です。工務店が付けて売るのです。そして地元の業者が仕事を請けて、メンテナンスをするのです。
今回は、参加企業のPRタイムを第2部として、時間を十分に取り、第一部を受けた議論と、参加企業のPR、
そして名刺交換・交渉会を行った。
株式会社ビッキマンの阿久津社長からの「後付け複層ガラス『ポケットサッシ』」の紹介など、有意義な商品が紹介された。
今後は、参加企業のPRタイムに十分な時間を取りますので、参加企業の方々は、自社の製品やアピール点を、A4で1枚程度にまとめた資料をお持ち下さい。
なお、資料による説明は、文書による説明が中心です。そして、カラーである必要はありません、白黒で結構です。
次回開催の予告
◎次回開催日 3月14日(水) 13:30~16:30(第一部)
18:00~20:30(第二部)
■ 会 場:目黒区 目黒エコプラザ
場 所 目黒エコプラザ 目黒区目黒1-25-26 田道ふれあい館 地下1階
最寄駅 JR・東急目黒線 目黒駅下車 徒歩10分
※おまちしております!!